<読売新聞より転載>
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皇室や文化庁 京へ移転を 首都バックアップ検討委
災害時の首都機能バックアップに関する検討委員会が30日、上京区で開かれ、京都が受け持つことができる機能について、皇室の居住や文化庁の移転などとする中間報告がほぼまとまった。近く、国に提案する。
検討会は府や京都市、学識経験者らで構成。機能を受け入れるエリアとしては、京都市中心部と桂イノベーションパーク、らくなん進都、学研都市を対象としている。
検討会では、京都は首都圏と同時に被災する可能性が低く、地理的にもアクセスしやすい利便性があることを確認。その上で、京都御所や京都迎賓館があることから、皇室の人々の居住や儀礼の実施を受け入れやすいと判断した。また、文化庁や観光庁の移転、国会や首相官邸の代替施設となる可能性があるため国立京都国際会館の機能を強化することも国に提案する。
(2012年5月31日 読売新聞)<転載終わり>
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東京で関東大震災クラスの地震が発生した場合には、当然ながら首都機能はマヒします。その時のバックアップ機能を京都に構築しようという計画があるそうです。天皇も京都御所に移転されることになるようです。徳川家の江戸城跡に天皇が住まわれるより、確かに京都御所の方が似合うように思います。
京都は大地震や津波などの巨大災害はほとんどありませんし、新幹線が通っていますので交通の便は良いので、バックアップ候補地としてはよいと思います。ただ、東日本大震災の例にもあるように、1000年前に巨大地震が起こっているかも知れないと思い、一応調べてみると、1830年に京都地震というのが起こっていました。
マグニチュード6.5(1830年の地震をどうやって調べたのかは解りませんが)の規模で、死者も280名いたそうです。現代の耐震基準をクリアした建物であれば、被害はあまりないと思いますので、京都は比較的安全だと思います。ただ、阪神大震災のように、地震は、来ないだろうと安心している場所に起こりますので、100%安心はできませんが。
このような動きも「ガイアの法則」通りの動きに見えます。明石や神戸、大阪、京都などの関西地域がいずれ世界の中心になるという法則ですが、少しづつ近づいているように思います。
京都地震 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内, 検索
京都地震(きょうとじしん)は、1830年8月19日(文政13年7月2日)に発生した地震。京都大地震とも文政京都地震とも呼ばれる直下型地震で、京都市街を中心に大きな被害を出した。
概要 [編集]震源地は、京都府亀岡市付近であったと推定されている。地震規模はM6.5と比較的小さいが、京都市街地を襲う内陸型の地震であった、建物の倒壊が相次ぎ死者280人[1]、負傷者1,300人を数えた。甲子夜話の記述では、市中の二階建ての建物はことごとく倒壊し、土蔵や塀なども大きな被害を出したと伝えている[2]。著名な建築物や寺院も例外ではなく、二条城のほか興正寺など多数の建築物が被災している。