<Yahooニュースより転載>
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2012年の世界武器・軍事装備輸出額は5兆6100億円に=米国が4割占める―ロシアメディア
8月4日(土)20時28分配信
2012年8月3日、環球時報によると、ロシアメディアは2012年の武器貿易予測を報じた。
ロシア世界武器貿易分析センターによると、2012年の世界武器・軍事装備輸出額は698億ドル(約5兆6100億円)に達する見通しだ。2010年は前年比19.7%増、2011年は前年比21.8%増と急成長を見せていたのに対し、2012年は3.8%と微増にとどまるという。2008年の金融危機で武器調達が延期され、2010年、2011年に集中したのが原因だ。今後は2013年、2014年には落ち込むものの、2015年には775億ドル(約6兆2200億円)と再び増加傾向に転じると予測している。
輸出国のシェアを見ると、米国が全体の36.5%を占めてトップ。2位はロシアの19%。以下、フランス、ドイツ、英国、イスラエル、イタリア、中国、スペイン、スウェーデンと続く。中国は2008年の10位から8位に上昇すると見られている。(翻訳・編集/KT)
<転載終わり>
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尖閣諸島の領土問題で、中国との衝突の可能性が高まって来ていますので、中国の脅威を問題視する論調が多くなっています。確かに中国は軍備を大きく拡張していますので、日本や周辺諸国にとっては、いい迷惑となっていますが、2012年の武器輸出額の予測を見ると、中国は武器輸出では世界8位ということです。アメリカがシェアの36%も占めていますので、圧倒的に兵器を輸出して儲けていることが分かります。
■2012年の武器輸出額予測
1位 アメリカ
2位 ロシア
3位 フランス
4位 ドイツ
5位 イギリス
6位 イスラエル
7位 イタリア
8位 中国
9位 スペイン
10位 スウェーデン
上記の10位までを見ると、面白いですね。第2次世界大戦の敗戦国のドイツやイタリアも武器輸出で結構儲けているのですね。平和なイメージのあるスウェーデンも意外に兵器を売ってます。これが現実ということですね。