<TBSニュースより>
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欧州史上初、4か国で同時スト
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ヨーロッパ史上初めての「4か国同時ストライキ」です。ユーロ圏の信用不安が長引く中、スペインやポルトガルなど経済が低迷している4か国で、緊縮財政に反対するストライキが行われました。
「スペイン議会前にさしかかったデモ隊が、議会に向かってシュプレヒコールをあげています。3キロの道のりで最も盛り上がるのがこの場所です」(記者)
経済が低迷するスペインでは、失業率がヨーロッパで最悪のおよそ26%に達し、国民の間に、政府の緊縮策への反発が高まっています。14日には、24時間のゼネストにあわせて全国で一斉に抗議デモが行われ、一部は警官隊と衝突。これまでに110人が逮捕されました。
「今、仕事を探すのが一番難しいことなんです。僕たちは仕事を探して海外に行かなくてはいけない」(デモ参加者)
14日には、ポルトガル、ギリシャ、イタリアでもストライキが行われ、ヨーロッパ史上初めて4か国での同時ストライキとなりました。
緊縮策に反対する声は南欧諸国だけでなく、ドイツなどにも広がっています。ベルリンでは14日、およそ数千人がベルリン市内をデモ行進しました。
財政規律を重視するドイツは、各国に「緊縮策」を求めてきましたが、このことにより格差が拡大し、ヨーロッパは分断されたと、ドイツの政策を批判する参加者もいました。
「緊縮策では何も解決しないわ。ドイツは、他の国が(緊縮策を)進めるべきだと言いますが、他の国は、それに従うしかないのよ」
「緊縮策のために危機はより深刻化し、ヨーロッパ全体の失業者も増えてしまいました」(デモ参加者)
14日にデモが行われた国は、ヨーロッパ全域の23か国に及びました。(15日08:19)
<転載終わり>
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11月14日にはヨーロッパの23カ国でデモが行なわれたそうです。数百万人が参加したとのことですから規模が巨大です。ヨーロッパはかなり荒れて来たようです。実質破綻しているギリシャやスペイン、ポルトガルはユーロという枠が邪魔しているので、破綻してなり直すことも出来ません。公務員は首切りや給料カットされているし、税金は益々上がっています。これではやっていけないということでデモを行なっているわけです。ギリシャとドイツが同じユーロに入ることにはムリがあったようです。