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Channel: 日月神示の研究と実践
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目に見えないヘルメット

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<WIREDより転載>

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「目に見えない」自転車用ヘルメット:スウェーデンの女子大生が発明 自転車用ヘルメットはダサいし、かさばる! それを解決するために、スウェーデンの大学院で工業デザインを学んでいた女子大生ふたりが、7年がかりで「目に見えない」ヘルメットを発明した。       <iframe class="hatena-bookmark-button-frame" style="height: 20px; width: 58px;" title="このエントリーをはてなブックマークに追加" src="javascript:false" frameborder="0" scrolling="no" width="70" height="20"></iframe>

一見わからないが、実はこのモデルは目に見えないヘルメット「Hövding」を装着している。

自転車に乗るとき、ヘルメットをかぶる人は少ない。クルマなどと接触したときのリスクは容易に想像できるはずなのに、なぜみんなかぶらないのか。

かさばって持ち運ぶのが手間、カッコ悪い、髪型が乱れる、帽子をかぶることができない……といったさまざまな理由が挙げられる。

7年前、工業デザインを学んでいたスウェーデン人学生のアナ・ハウトとテリーズ・アルスティンも、従来のヘルメットは「堅いマッシュルームをかぶっているみたいだ」と思っていたという。だが彼女たちはほかの人とは違い、真剣にこの問題の解決策を話し合った。そして驚くべき案を導き出した。目に見えないヘルメットをつくる、というものだ。

その案を大学の教授に伝えたところ、彼は「とりあえず座って落ち着こう」と言ったあと、「(これを実現すれば)きっとあなたたちは億万長者になる」と興奮を抑えきれない様子だったという。その後、彼女たちはその案を製品化するまでに、実に7年の歳月を費やした。

「目に見えない」というのは、単純に透明な素材でつくられたヘルメットのようなものを言い表しているわけではない。彼女たちが発明したヘルメット「Hövding」は、マフラーのように首に巻くスタイルのもので、衝突直前にクルマのエアバッグのように出現する仕組みとなっている。事故に遭遇したときの人の動作を感知し、その後わずか0.1秒でエアバッグが頭部全体を覆い、衝撃を吸収する。

その「事故に遭遇したとき」というのを的確に感知するために、彼女たちは自転車事故に関する大量のデータベースをもっている医者と組み、独自のアルゴリズムを開発した。



      <iframe title="YouTube video player" src="http://www.youtube.com/embed/d7Oud3iGXWY" frameborder="0" width="580" height="360"></iframe>

クラッシュテストでは従来のヘルメットの3倍以上の衝撃吸収力を証明した。


自転車運転中、装着者の動作をリアルタイムで計測するために、スマートフォンなどにも入っているジャイロセンサーや加速度計といったセンサーが搭載されている。特に意識する必要はなく、普段通りに自転車に乗っているかぎりでは、エアバッグが誤作動してしまうことはないようだ。

販売価格は399ユーロ。日本円にすると5万円以上もする。従来のヘルメットであれば数千円で買うことができるし、そもそもヘルメットはいらないと言っている人たちも多いのに、そんな高価なものをどうやって買ってもらえるのか、と疑問をもつ人もいるかもしれない。

彼女たちが主張する魅力のひとつは見栄えだ。ヘルメットもファッションアイテムになるべきだと、と彼女たちは考えているようで、「Hövding」のファッションショーを開催したほどだ。

もうひとつの魅力は安全性だ。クラッシュテストでは、従来のヘルメットと比べ3倍以上の衝撃吸収力を発揮することがわかった。また、頭部全体を覆うため、同時に複数の衝撃に耐えられる特性をもつ。見た目だけでなく、ヘルメットとしての機能も従来のものよりはるかに優れているということだ。そのためか、過去に自転車事故を経験したことのある人からの問い合わせも多いという。

現状多くの人は事故のリスクを承知のうえで、ヘルメットをかぶっていない。それには冒頭で挙げたようにさまざまな理由があるが、その多くは「Hövding」が解決している。つまり、従来のヘルメットは彼女たちの競合ではない。彼女たちが狙う顧客は従来のヘルメットを買わない人たちであり、その潜在的な市場は莫大だ。いわゆる競合のいないマーケット、「ブルーオーシャン」を彼女たちは見つけたとも言えるだろう。

「不可能だと言われたら、それが間違っていると証明してみせるしかないでしょ」と彼女たちは話す。「目に見えないヘルメットなんてつくるのは不可能だと言われた。でもわたしたちはそれを成し遂げた。もう何でも実現できる気がするわ」。

VCから1300万ドルの資金を調達した彼女たちの会社は、2014年での黒字化を目指している。


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