<男と女の職場話より転載>
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



忙しいこの時期ですので、ほっと一息。春を感じてみてください


春の暖かな日ざしがやわらかく輝きわたり周囲の何もかもが、微笑んでいるように美しく見える様子をいいます


唱歌の歌詞にも「春のうららの隅田川」とあるように「麗か」という言葉は、穏やかな中にも朗らかに弾むような
ニュアンスがあるようです


春の日の、のんびりと平和な気分を表す言葉。
万葉時代には、「和(のど)」という字をあてたそうで和やかとか、やわらぐとか、なごむというような意味もあるとか

「いとのどかに想いなされて」(源氏物語・箒木)とあるように気にかかる心配なことが何もないよう心境を表すことばでもあります

春の陽を浴びていると、それだけで小さな心配事は忘れてしまいそう・・・・・


もともと「のん」は「暖」という字の唐音(古代中国の読み方)春風のようなほのぼのとした暖かさを表した言葉です。そこから「暢気」「呑気」などの字が当てられたそうです。「のんきな人」とはその昔、ほのぼのとした人柄を褒めた言葉。孟子の言葉として知られる「浩然の気」も同じような意味です。

「仄」とは、かすか、ほんの少しを意味する言葉。「仄々」とは、ほんのり、ほのかに明るいようすのことです。
まだ、完全には、日が明けきらない朝方や、夕方の薄明かり

そして「たそがれにほのぼの見つる花の夕顔」(源氏物語・夕顔)
と、あるように、薄闇の中にほのかに明るく見えるという意味も・・。
そこから転じて、心暖まるさまや、のどかな様子を表現するのに使われるようになりました


ぽかぽかと暖かい春の日を浴びているとつい、うとうととまどろんでしまいそうになります。
「駘蕩」は、そんな身も心もとろけるように寛いだ気分にさせる、春の景色ののどかさを表した言葉。
「春風駘蕩」は、春風がのどかに吹くさまから転じて性格や態度が大らかでのんびりいている様子を
表す言葉になりました。

春の芽吹き始めた、華やかな山を表す季語。
これに対して、冬のさびしい様子を俳句では「山眠る」と表現します。
雪に閉ざされ、墨絵の世界のようにしんしんとしていた山も春の訪れとともに山桜がほころび、少しずつ緑が濃くなっていきます。
その変化はちょうど、眠っていた少女が目覚めてにっこり微笑んだ瞬間のように、あたりを明るくしてくれる・・
そんな様子を表しています。

春の訪れとともに寒さがゆるむと、凍てついてこわばっていた水もゆっくりと溶け出していきます。
日が長くなっていくとともに、岸の土も温もり、それにつれて水も温かくなります。太陽の光を吸い込んだように
きらめく水面、澄んだ水がゆらめく中をのぞくとかすかな魚影も・・・・・
そんな活気をはらんだ山国の水辺の風景が目に浮かんでくる言葉です。

春の語源は諸説ありますが最も有力なのが草木の芽が「張る」からきているという説です。
ほかに田畑を「墾る」、気候が「晴る」なのどの説もあります。
雪解け水が勢いよく川に溢れる様子を想像させる「漲る」は水を表すさんずいに「張る」で、まさに活力に満ちた春を思わせる言葉。ほとばしる水はやがて静かに落ち着き落花が花筏となって流れて人々の目を楽しませます。

春は、穏やかに見えて意外に風が強い季節。一夜で満開の桜が、無残に散ることも・・・。
中国にも、「春の狂うは虎に似たり」ということわざがあります。
春先に最初に吹く風「春一番」を冬と夏が始めて出会う日」というロマンティックな表現をする国もあるとか。日本では一般に「春二番」の風が桜を咲かせる「花起こし」で、「春三番」が桜を散らせる「花散らし」となります。

「春の別れ」「春の行方」「春の形見」「春の限り」など行く春を惜しむ言葉の多さには、日本人の春への愛着の深さを感じます。
まだ、美しい盛りに、たった一陣の風で散ってしまう桜のいさぎよさもいいけど、風の中、けなげに枝に踏みとどまる花びらもいとおしいもの。
騒々しい花見を避け、一人でゆっくりと「春の名残」を楽しむ・・・。
時にはそんな春との別れもいいかもしれません・・・。
<転載終わり> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 更新が空いてしまいまして申し訳ありませんでした。新会社の設立準備などでやるべき事が多く、更新できませんでした。昨年から準備して来たのですが、新会社を設立し、ようやく少し落ち着いて来たところです。ふと気が付くと、赤城も桜が満開になってました。桜の様子も知りませんでした。 来週からは電話の工事やホームページ制作など、まだまだやるべきことは多いですが、順次やっていきたいと思います。記事の方もまた書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ・男と女の職場話