<live door Newsより>
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23日放送のラジオ番組「ザ・ボイス そこまで言うか!」(ニッポン放送)で独立総合研究所社長の青山繁晴氏が、中国の窮地を指摘した。
番組では「特選☆このニュースの裏を読め!」のコーナーで、日中首脳会談が5ヶ月ぶりに開催された裏の事情を青山氏が解説した。青山氏によると、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本を参加させたい中国の強い思惑があるという。
AIIBに対して不信感を抱く青山氏は、AIIBの信用度について、日本人が総裁を務めるアジア開発銀行(ADB)と対等もしくは上回ることはないという情勢がはっきりしてきたのだと言い、その理由は日本がAIIBに参加していないためだと解説した。
青山氏はAIIBを主導する中国について「中国が金を貸すと言ってるんだけど、中国は世界に金を借りてるんですよ、未だに」「世界からの借り入れは、増えていっているわけですよ」と指摘し、中国のインフラ技術の信頼性についても皆無だと語った。
そして青山氏は、金融市場でのAIIBの格付けについて「僕の知る限り、中国の当局者は真っ青なんですよ。とにかく、日本に入ってもらわなきゃいけない。日本に入ってもらったら、資金はきちんと担保されるうえにですよ、何より日本の技術力が入ってくると」と、中国の思惑を推測した。
さらに青山氏は「AIIBが失敗したら中国の未来がなくなっちゃう、というところまで話を広げちゃった」と指摘し、どうしても日本に入って欲しい中国の事情で今回の日中首脳会談が開催されることになったとの見解を示した。
なお、青山氏は、日本はAIIBに「絶対に参加すべきではない」と強調していた。
<転載終わり>
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青山さんが言われるように、中国はAIIBを創設し、アジア各国にお金を貸すと言ってるわけですが、当の中国が外国から借金を重ねているのですから、成功するはずがないのです。日本が主導するアジア開発銀行からも、中国は約1.6兆円も借りているので、日本にAIIBに入って欲しいのなら、まず借りた1.6兆円を返してからが筋です。中国のやり方は銀行からお金を借りて、それを元手に銀行を開業するようなものですから、最初から無理ですね。
ブルームバーグによると、中国の債務は2,150兆円にも上るそうです。日本の債務が1,000兆円と言って騒いでいますが、中国はもっと危ういのです。数字で見ると、いかに中国が危険な状態かが分かります(本当は日本にはいくらでも資産があるので、1000兆円などまったく問題ありません)。
中国は不動産バブルがはじけてしまい、ドンドン不動産価格が下がって来ています。このままだと全国で暴動が起こるので、中国政府としては、「不動産でなくて、今度は株だよ」と言って国民の目を株に向けさせています。昨年まで2000ポイント程度だった上海市場は、昨日は4393ポイントまで上げています。上海市場はクローズした市場なので、外国人が中国の株を買うことはできません。基本的には中国国民しか売買することができないという閉鎖された市場です。2000ポイントが4393ポイントまで上がって来ているということは、中国国民がすべて買っているということになります。いったいどれくらいまで上がるのでしょうか。上海市場の株価をウォッチしていれば、中国の状況が分ります。
こういう状況なので、中国としては何とか日本にAIIBに参加して欲しいわけです。日本が入ればお金には困りませんし、信用がつきますから。中国国民が見ていないのであれば、習近平さんとしては安倍首相に土下座をして、懇願したいところだと思います。誰かが言ってましたが、今の習さんは「集金平」だと。
*今日はいよいよ第1回「中矢塾アドバンスト」が開催されますね。ひふみ友の会会員限定ですので、話される内容はかなりつっこんだものになるかと思います。あまりに楽しみで、今朝は3時半に目が覚めてしまいました(笑) 目覚まし時計は数年間掛けたことはありませんが、自然と目が覚めてしまいます。 歳なのか、寝るのが早すぎるのか。赤城に来てから、早寝早起きになり、まるで子供のような生活に自然となってしまいました(寝るのがこども時間、起きるのは老人時間ですが)。
今日も快晴で最高の天気になりました。全国から大勢の会員さんが集まりますね。懇親会も楽しくやりましょう。 今日も弥栄!