<NEWSポストセブンより>
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『薬剤師は薬を飲まない』著者 「薬は体にとって毒」と断言
医学界で話題を呼んでいる『薬剤師は薬を飲まない』(廣済堂出版刊)の著者で薬剤師、そして栄養学博士でもある宇多川久美子氏は次のようにいう。
「私自身、35歳から40歳過ぎまで頭痛や肩こりに悩まされ、毎日10数種類の薬を飲んでいました。しかし、あるとき、すべての薬を手放して生活習慣を改善したところ、薬を飲まなくとも症状が軽減されていったのです」
そもそも“薬が効く”ということ自体がとても怖いことだと宇多川氏はいう。
「たとえば、火事が起きたら消防車を呼びますが、消防車は火事の家だけに放水します。しかし、薬は体の不調なところにだけピンポイントで作用するわけではありません。飲み下された薬は胃で消化され、全身を駆け巡ります。言うなれば、住宅街をくまなく回り、火事でない家にも放水して屋根や壁を痛めつけているようなものです。そうした薬の本当のメカニズムを知っているからこそ、私は薬を飲まないのです」
宇多川氏が「飲んではいけない」と唱える理由を挙げてもらった。
体調が悪いときに飲むものなのだから、体に悪いはずがない―薬についてそう思う人も多いだろう。しかし、宇多川氏は「薬は体にとって毒」だと断言する。
「薬は自然界には存在しない合成品です。薬には、石油から合成して作られたものが多くあります。つまり、元をたどればプラスチックと同じ成分から作られているのです。そうした合成品は体にとって異物。効き目があるところにはよいですが、全く無関係のところに行き渡れば重い副作用を及ぼす毒になるのです」(宇多川氏)
※週刊ポスト2014年2月21日号
<転載終わり>
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2年前、京都で開催したπ研究会に、薬剤師の方が参加されていました。その薬剤師の方も、ほとんどの薬の原料は石油であると言われていました。
ケガなどで強い痛みがある場合は、鎮痛剤を利用する必要もあるとは思いますが、糖尿病や高血圧などの生活習慣病に対しては、薬は害になることが多いといわれています。
医師はすぐに薬を出すし、患者は薬が大好きなので、薬が害であるといっても、耳を貸す人は多くはいないようです。これも国民皆保険の負の影響とも思えます。薬や治療費の本人負担が安いのは保健が適用されているからですが、その保健は国民の税金等で賄われているわけです。結果として医療費は30兆円を超え、毎年増えています。税収が59兆円なのに、医療費で32兆円も使っているのが日本の現状です。
病気が減り、薬の費用が圧縮できれば、予算を子供の教育等へ回すことができます。厚労省に任せていても悪くなる一方なので、別の組織で改革するしかないのかもしれません。