おしえて?538 投稿者 matsumotoさん どうして都会の人に花粉症が多いの?
毎年春先になると花粉症に悩まされるひとが多いですが、実際に杉がたくさん生えている地方よりも、ほとんど杉の生えていない都会に花粉症の人が多いような気がします。杉花粉以外に何か原因があるのでしょうか?
keyさん
花粉症の増加原因として... 1.杉の増加 2.気密性の高い住居 3.食生活の変化 4.大気汚染 5.舗装道路の増加 6.ストレスの多い生活が考えられています。
地方と都会でもっとも違いのあるのが4と5です。大気汚染物質の1つであるディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる微粒子(DEP)が最近注目されていて,これが体内に入ると、通常の3〜4倍もの抗体が生み出され花粉に敏感に反応するようになってしまうそうです。
また,コンクリートとアスファルトに覆わた都会では,花粉がいつまでも土などに吸収されず、何度も舞い上がる再飛散が起こっています。このように明らかに都会の人達に花粉症が多くなっているようです。
参考URL:タケダ
http://www.takeda.co.jp/healthcare/topics/vol16/kahun02.html
参考URL:わんぱく総研
http://www.i-cube.co.jp/wanpaku/mirai/98winter/kahun1.html
OLKSさん
そもそも花粉症とは体内に入ってきた花粉に免疫が異常反応するために起こります。
昔は、空気中にたくさん細菌がいてそれを倒すために、鼻の中に免疫の仕組みが発達しました。子どもがよく鼻水を垂らしてるあれです。この場合、免疫は忙しいので花粉のようなちゃちな敵はは相手にしません。
今の都会の空気は、排気ガスとかで汚れてても細菌があまりいないという点では清潔なので、この免疫は暇になります。暇つぶしに免疫が花粉のような本来無害な敵を相手にし始めると、パワーがありあまって自分の鼻に炎症を引き起こしてしまい、これが花粉症の原因となります。
自然豊かなところでは、昔の状態が保たれてるので花粉症の人は少ないです。
Tsuneさん
花粉症はスギ林の近くに住む人より、ビルの立ち並ぶ街中での方が発病率が高い。これは1つには、花粉が街中を飛んでいるうちに、汚染した大気に含まれる細かいダストによってキズがつき、中のアレルゲン(花粉症を起こす抗原)が出やすい状態に変化しているため。 また、スギ花粉にディーゼルエンジンから出た微粒子が付着すると、抗原性が増すとも言われている。
参考URL:healsthクリック http://www2.health.ne.jp/library/3000/w3000202.html
その他下記のページにも紹介されています。
参考URL:花王花粉情報 http://www.wni.co.jp/cww/docs/kafun/kafun-info4.html
みつとしさん
"The Japan Times Weekly"に花粉症の記事を見つけました。
ロイター通信経由ですが,その記事の中に東京の聖路加国際病院の今井透医師の説明があったので,日本語訳してみます。
「(コンクリートで舗装された東京で花粉症罹患者が多い)主な理由はおそらく大気汚染であろう。その上,(土ではなく)コンクリートの表面に落ちた花粉は,(また)すぐに舞い上がってしまうというのも原因になっている」という事だそうです。水を撒いたら地面の花粉も飛び散らなくなりそうだけど,焼け石に水なのかな?
翠さん
いわゆる花粉症と言われるものは今の時期の杉花粉症が多いですが、これは名前の通り杉の花粉に過敏に反応してしまう病気です。それなのに何故都会の人に多いかというと、大気汚染のせいです。
排気ガスなど都会の空気は、杉が沢山生えているような所より大気汚染が進んでいるので、花粉症の人も多いのです。ただまだ花粉症と大気汚染の関係は解明されていませんので、理由は分かりません。でも、杉花粉症がある人は、ハウスダストや猫や犬、他の種類の花粉にアレルギーがある場合が多いので、大気汚染も相互関係があるのでしょう。大気汚染の他にもタバコなども関係があるようです。いずれにしても空気が汚いのは良くないと言うことですね。
さやさん
第三は大気汚染との関係です。 花粉症は明らかに、地方よりも都会の方が罹患率が高いのです。なかでも最近注目されているのは、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる微粒子(DEP)です。この物質が体内に入ると、通常の3〜4倍もの抗体が生み出されます。大型トラックやバスが排出するDEPは、大気中の浮遊微粒子の約40%を占めますが、甘いと批判されているNOx(窒素酸化物)の国の規制基準などよりも、はるかに規制が甘いのが現状です。また、コンクリートとアスファルトに覆われた都会では、花粉はいつまでも土などに吸収されず、何度も舞い上がる再飛散が問題を深刻にしています。
こうした原因を見ると、花粉症は社会的な原因による病気であり、医療だけでは解決できない問題を抱えていることがわかります。 ※抗体とは、体に入ってきた病原菌や異物を中和したり、それに抵抗したりし、体を守る免疫機構のカギとも言える物質のこと。病原菌や異物が体内に入ってくるたびに、それに対抗する抗体が免疫システムとして作られる。
※アレルギーとは、体内に生成された、本来自分の体を守るべき抗体が、アレルギーとなる物質(アレルゲン)に反応し、自分自身を攻撃する免疫異常のこと。 =θ= 田舎はいいですよ〜v(何?
乱気流さん
花粉症の罹患率が都会に多い理由とては、一般的に以下のような感じで説明されている様子です。
(1)飛来した花粉も本来ならば大半が土に吸収され、水分を含むなどして再び飛散する可能性は低くなる筈ですが、コンクリートとアスファルトに覆われて土の地面が極めて少ないために、落ち着き先が定まらず風等で再び飛散を繰り返す。
(2)大型トラックやバスが排出するディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる微粒子(DEP)は、大気中の浮遊微粒子の40%を占め、DEPが飛散中の花粉をキズつけ或いは吸着して、中のアレルギー原因物質(アレルゲン)が出易い状態に変化する。
(3)花粉症を起こすのに関わっているとされるIgE抗体は、本来は体の中で生成されにくいはずが、アレルゲンとDEPを一緒に吸い込む事によって、効率よくIgE抗体が生成される事が確認されている。又、DEPが体内に入ると通常の3〜4倍もの抗体が生み出される。
<転載終わり>
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10年くらい前に花粉症を発症して、かなりたいへんな経験をしたことがあります。最初はくしゃみや鼻水が出て、熱も少しあったので、風邪かと思いましたが、花粉症だということが分りました。2008年からは、πのT-ヴィータ125や地球の源のお陰でかなり症状は軽減されていますが、今でもくしゃみと鼻水は少し出ます。
ただ、面白いことに赤城に居る間はほとんど症状が出ないのに、東京に戻るとすぐに症状が出てきます。不思議に思い、ネットで調べてみると、このような記事がありました。その他にも排気ガスが花粉症の原因ではないかという記事はたくさんありますので、確認してみるといいと思います。
また、動物性食品の摂取や添加物なども関係しているというネットの記事もありましたので、複合汚染の結果として花粉症が発症しているのかとも思います。
そういえば以前読んだ養老猛さんの「バカの壁」には、自動車の排気ガスが花粉症の原因だとありました。ただ自動車産業は日本の基幹産業なので、マスコミは大っぴらには自動車が原因だとは言えないとありました。たぶんそんなところでしょうね。田舎にも花粉症の人はいるようですが、まだ会ったことはありません。動物性食品の過食や食品添加物を取り過ぎている人は、田舎でも花粉症を発症する傾向があるようです。
ひふみ農園赤城の常駐メンバーは誰も花粉症になっていませんので、やはり田舎はいいですね。