<Yahoo知恵袋より>
■ 質問
『ロシアなどの諸外国の農奴と日本の農民、小作農民とどこが違うのでしょう。』
ロシアなどの諸外国の農奴と日本の農民、小作農民とどこが違うのでしょう。
なんだか日本の農民の方が自由な生活だったようなネーミングですが。
本当はどうだったのでしょう。
■ 回答1
両者は全く違います。というか別物です。経済史を勉強すれば分かりますよ。中世と近世の土地所有制について調べてみましょう。
日本の農民というのは、元々は自作農です。領地という概念はあくまで徴税権であって、土地の所有とは分離されていました。ただ、時代が下ると、自作農ではやっていけなくなった農民が出てきました。土地を担保に借金をして、借金のカタに土地を取られてしまう、というケースが増えてきたんです。そこで、土地を失って流浪化した農民に土地を貸し与えて農作物を作らせる権利を与える代わりに収穫物を一定の割合で地主に納める、という小作農が出てきた。だから、小作農というのは他人の土地を借りて耕しているだけにすぎない。要は地主の搾取率が問題となる。これが解消したのは、戦後の農地改革だというのは教科書でも習ったことでしょう。
農奴制はというと、簡単に言うと、土地の所有と農奴が「セット」なのです。農民が地主の土地を借りて耕しているという話ではなく、土地と農民が一体なのです。土地の謄本にたとえると分かります。普通、不動産の謄本には甲区(所有権の表示)、乙区(抵当権等の権利表示)がありますが、農奴制だと、所有権の他に「○○という土地ではAさんとBさんがついてくる!」となってしまうのです。よって、自分の土地から離れて移住することは、土地の持ち主の権利侵害になるので認められません。農奴は金で売り買いされます(人身売買と結びつきやすい)。農奴制は、人が所有の対象となっているという点で、非人道的であると言えます。
どっちが自由で、どっちが自由じゃないかという議論は難しいのですが、日本の小作農の方が、所有の対象とされていなかった分まだ救われていたはずだと推測します。農奴制だと、農民も地主の所有の対象となるので、たとえば土地を捨てて都会で工場労働者になる(賃金を稼いで内需を主導する消費者となる)とか、徴兵して兵士として活用するといった、近代化に必要だった各種政策を実施することができないのです(ロシアの近代化が遅れた理由でもある)。強引にやれば、地主(領主)の所有権を侵害することになります。日本の小作農も土地に縛られてはいましたが、ここまではひどくありませんでした。実際、都市部への人口流入は、移動の自由が認められた明治以降徐々に増えてくる。彼らが近代日本の生産の担い手(賃金労働者)になっていくのです。これは小作制だから可能であり、農奴制ではこのような現象は起こりにくいのです。よって、貧しさから逃げる術がない分だけ、農奴制の方がもっと過酷だったのではないかと思いますよ。
■ 回答2
日本以外のほとんどの国では、農地は王侯貴族などの所有物で、農民はそこで働かされるだけの存在でした。
これに対して日本では、古くから農地は農民の物でした。
戦国時代の天下人や徳川時代の大名といえども、農地を持っている訳ではなく、農地から収穫される農作物の収税権を以ていただけでした。
土地の所有というところから近代化をしなければならなかった諸外国と、日本の農民との一番大きな違いはそこにあります。
<転載終わり>
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
世界の農民と日本の農民はずぶん違うことが分かります。西洋の農民は奴隷でしたが、日本の農民は奴隷ではなかったわけですから、日本という国は元々優しいおおらかな国だったことが判ります。為政者の質が高かったということだと思います。
日本では江戸時代の農民は重税に苦しんでいたと学校で教わって来ましたが、そういう事実は少なかったそうです。一揆なども暴力的なものと教わりましたが、単にお願いに行っただけだそうです。今の陳情みたいなものですね。江戸時代は悪く言われることが多いですが、実際は逆だったことが判ります。これもイシヤさんの策略なのでしょうが、ネットのお陰でずいぶん真実が分って来ています。
*最近はとても忙しくてなかなか更新できずすみません。冬野菜から春夏野菜へ切り替え時期ですので、作業が多くなってます。また、ITの方はこの時期はユーザのシステム変更の要望も多いですので、打ち合わせなどに時間がかかります。それと新企画を進めているので、こちらも時間がかかります。更に決算が重なったので、尚忙しくなってしまいました。
今日は日本弥栄の会さんの春の東京大講演会が昼から開催されます。田中森一氏と服部先生、瀬戸駿介氏の三名の方が講演されます。GW初日ですので、多くの会員さんが集まると思います。また、5月25日は仙台で中矢代表の講演会が開催されますので、東北の皆さんは期待されていると思います。その後も神戸、札幌、沖縄、大阪、東京などで講演会が開催される予定だそうです。今年は地方での講演会が多いですので、会員の皆さんはとても喜んでおられます。会員さん同士のつながりもできましたので、名古屋のように神社巡りを始めたところもあります。普段できない日月神示の話しをいくらでもできるのが、特に嬉しいようです。日月神示はかなり広まりましたが、まだまだ少数ですから、家庭や職場で話すことはあまりないのが現状です。今日も関西や東北、九州から来られる会員さんもいますので、みんなと日月神示の話しをたくさんしてください(笑)