昨日は中矢代表と35名の関東の日本弥栄の会会員さんとで一般参賀に参加させていただきました。朝から風もなく、とても穏やかで暖かい天気に恵まれ、まるで春のようでした。
東京駅の改札を出ると、多くの人々が皇居を目指して歩いていました。和田倉噴水公園まで来ると、既に長い行列ができていました。以前に参列したときより相当多い人が並んでいたので、お出ましの時間までに長和殿にたどり着けるか心配になりました。時間が経つごとに、行列はドンドン長くなって行きます。地方なまりのある人たちもいたので、全国から集まって来ているのだと思いました。集合時間になったので、中矢代表を先頭に私たちも行列の最後尾に並びました。先頭は遥か遠くで見えません。天皇陛下のお言葉をいただくために、全国から大勢の国民が集まるのは嬉しいかぎりですが、ちょっと多過ぎではないかと思いました。途中で小さな国旗をいただき、気持ちは更に高まりました。
最初のゲートで空港のように持ち物チェックを受けます。カバンの中身を全て見せて、OKでした。警察官が至る所にいて、警戒をしています。次のゲートに進むと今度はボディチェックです。実際に身体を服の上から触られますので、ヘンなものは持ち込めないはずです。こうして、セキュリティチェックをパスしたら、今度は長和殿を目指してひたすら進みます。普段は入れない皇居の内門をくぐり、更に進みます。皇居といっても江戸城なので、至る所に徳川の面影を感じます。
こうして1時間かけて、何とか長和殿までたどり着くことができました。一安心できたのはいいのですが、35名いた仲間たちは人の波でバラバラになり、埼玉のTさんと二人だけになっていました(笑) 途中はまるで満員電車のように押されて、人の波に身体を預けて進むしかありませんので、気が付いたら誰もいなかったというわけです。体力の無い方は厳しいかも知れません。その後は押されることもなく、少しだけゆとりができて助かりました。そして、いよいよ天皇、皇后両陛下とご家族の皆様のお出ましです。
遠いのと、人の頭でほとんどお姿は見えませんが、「おーっ!」と一斉に国旗が振られたので、お出ましになられたことが判りました。ほとんど勘です。私も精一杯国旗を振りました。背伸びをすると、少しだけお姿を拝見することができました!何とも感動的です。お姿はほとんど見られなかったですが、お声ははっきとと聴くことができました。
「新しい年を共に祝うことを誠に喜ばしく思います。本年が国民一人一人にとり、安らかな、穏やかなものであることを願っています。年の初めに当たり、我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」
ご挨拶をはっきりとお聴きすることができ、一生の宝になりました。どの顔も何ともいえないにこやかな顔になっていました。前に居た背の高い二人の白人の方に、どこから来たのか聴いてみると、オーストリアのウィーンからだと言いました。オーストリアといえば、ハプスブルク家が有名ですね、と言うと、にっこり笑って「イエス」とのことでした。また、イスラムのスカーフのような布をまとった女性たちもいたので、どこから来たのか聞いたところ、マレーシアとのことでした。一般参賀にはとても多くの外国人の方も参列していました。インド人もいました。中国人もいたのにはビックリしました。そういえば、昨年末に靖国神社を参拝した際にも、中国人がいたので、一般参賀にも参列してもおかしくはないと思いました。竹内文書によれば、超古代は日本の天皇陛下が世界天皇として、治めておられたとあります。あまりに多くの外国人の方々が参列しているので、既に世界天皇になられているのだろうかと思ったほどでした。
その後、東京駅近くまで行列は続いていましたので、少しづつ進み、東京駅に着いたのは12時半くらいでした。スタートから正味2時間半はかかりますので、来年参列される方は参考にしてください。素晴らしい経験をさせていただき、本当にありがたく思います。その想いを確認するために、反省会をすることにしました。当初からお昼ご飯を皆で食べようと考えていたのですが、結局バラバラになってしまい、何とか集まった7名でお店に入りました。東京駅地下街も昼時はひどく混んでいましたが、空いている店を知っていたので、そこへ行くことにしました。
ビールで乾杯して、ようやく一息つきました。大きな仕事が終わったような感覚です。その後は日本酒やカクテルを好きなだけ飲みましたので、いつも滑らかな口が更に滑らかになり、一般参賀について、大いに語ることができました。今年は年始から素晴らしい体験をさせていただき、中矢代表にはとても感謝しています。天皇陛下のご威光が全世界を平和に導くことを体感できたことは、本当に大きかったです。これはテレビを見ているだけでは分らないと思います。実際に参列して、五感で体感して初めて解りました。ありがとうございました。後でニュースを見ると、平成に入って2番目に多い8万1540人が皇居を訪れたとのことでした。
来年もまた参加しようと皆で約束して、お開きとなりました。