あっと言う間に12月に入り、今年も残すところわずかになりました。今年は最大級のエルニーニョ現象のせいか、12月でもわりと暖かい日が続いています。今週も16℃前後まで上がる予報ですから、本格的な冬は少し先のようです。
今年は常総市の水害など、一部の地域では大きな被害がありましたが、全国的にはわりと平穏な一年だったように思います。ただ、世界に目を向けてみると、いろいろありました。フランス・デンマーク・チュニジア・タイ・トルコなどのテロや、ドイツ・ロシア旅客機の墜落、ウクライナ問題、ネパール地震約9000人死亡、中国大型客船沈没442人死亡、韓国Mers拡大、中国天津大爆発140人死亡、シリア難民問題、シリア空爆、トルコがロシア軍機撃墜等、激しい一年だったことが分ります。
他にも、原油価格40ドル台まで下落、中国経済減速、AIIB設立、中国南沙諸島占拠、ローマ法王訪米、フォルクスワーゲン不正事件、中国抗日戦争式典、米国・キューバ国交回復、イラン制裁解除、韓国で駐韓米大使襲撃、ロシア野党指導者暗殺など激動の一年だったことが分ります。
これらの出来事は、世界の仕組みが大きく変化する中で、起こされていると考えることができます。中には偶発的に起こった出来事もあるでしょうが、基本的には何かの目的をもって、誰かに起こされたといえます。世界を牛耳るほんの一握りの勢力が、下部組織を使って起こしていると見ることができます。その一握りの闇の勢力については、月刊『玉響』で、中矢代表より情報をお伝えいただいていますので、輪郭程度は理解できています。日本という国が、これから起こるであろう変革の鍵を握っているとは驚きました。中矢塾ではさらに突っ込んだ内容をお話ししただけるので、関心のある方は参加されるといいと思います(中矢塾はひふみ友の会会員限定となります)。
今までアメリカによって育てられ経済発展をしてきた中国は、アメリカの国力が弱まったと見るや、今までのことを忘れたかのようにAIIBの設立を目論んだり、南沙諸島に不法に基地を作ったりしましたが、どうもやり過ぎたようですね。AIIBにはイギリスをはじめフランス、ドイツ、イタリアなど、アメリカの同盟国がほとんど賛同してしまいました。これにはアメリカも驚いたようです。アメリカに従ったのは日本しかいなくなってしまいました。日本にとっては、中国がやらかしてくれたので、アメリカから最後の友と判断されたようです。これが安倍首相の米国議会での名演説につながっていきました。今年も日本はツイてましたね。
左翼たちはアメリカはもうダメだ、中国のAIIBに入らないと日本はおしまいだと騒いでいました。アメリカにしっぽを振る安倍首相は愚かだと散々言ってましたね。確かに日本を骨抜きにしたのは戦後のアメリカの戦略でしたし、今でも属国であることは間違いありません。しかしながら今の情勢では、沈み行く超独裁国家の中国と心中するわけにはいきません。とりあえずアメリカと足並みを揃えることが、現時点での正しい選択肢だといえます。
左翼からアメリカのポチとののしられている安倍首相は、本当は隠れ自主独立派だと思います。今はアメリカに従っていますが、長い戦略の中では、憲法を改正し、自衛隊を国軍にし、アメリカと対等の関係を築いていこうと考えていると思います。在日米軍はすべて撤退させる腹づもりだと思います。これで沖縄の問題も解決です。東京三多摩地区の人は、わざわざ成田まで行かなくても、横田から海外へ行けます。祖父の岸信介元総理も、同じ戦略を執っていたと思われます。表立って反対をすれば、歴代の総理のように暗殺されてしまいますので、そこは慎重にやっているのでしょう。いろいろと批判されても、馬耳東風が何よりです。
特定秘密保護法やテロ三法、安全保障関連法を制定させた安倍首相を、左翼たちは相当恐れています。左翼マスコミを総動員して反対キャンペーンを張ったり、シールズという共産党の下部組織である民主青年同盟(民青)を暴れさせていましたが、予定通り法案は可決されました。ホントに運の強い首相ですね。
今年は水面下で大きな変化のあった年でした。来年はそれが表に現れて来るように思います。どう変化してもいいように、体を鍛えて、なるべく心を自由にしておこうと思います。