久しぶりの更新となってしまいまして申し訳ありません。
昨日は日本弥栄の会会員さんのご紹介で、栃木県の農家に行ってきました。10月の中矢塾の懇親会の席で、20年間無農薬・無化学肥料で米と野菜を栽培されている農家についてのお話しを聞き、お邪魔した次第です。ひつき屋の経営者の方も一緒に行くことになりました。
ひつき屋さんは、千葉駅近くで、無農薬野菜を使ったカレーやシチューなどの料理を提供されています。こちらのお店は五穀・野菜を中心としていますので、動物性の食材は一切使用していません。ダシやスープにも肉を使っていませんので、安心して食べることができます。
明日、日本弥栄の会会員さんたち10名が、ひつき屋さんへ行くとのことです。あいにく仕事が入っているため、参加できず残念です。ひつき屋さんでは、カレーやシチューをルーから作っています。以前ルーからカレーを作ったことがありましたが、コクがなくて、あまり美味しくありませんでした。ひつき屋さんのカレーやシチューは、独自のノウハウでコクを出していますので、かなり旨いです! 新鮮な魚介類のメニューもありますので、一度試してみてはいかがでしょうか。魚介類もなしのヴィーガン料理にも対応していただけます。千葉駅から歩いて2分と近いですよ。
昨日訪問した農家の方は、4代目とのことで、代々農地を引き継いでこられたそうです。減反政策も一切無視してこられたと聞いていたので、頑固な人かと思っていましたが、とても穏やかな、よい方でした。失礼ながら、この方だったら、優しく美味しい野菜が育つと思いました。
ご挨拶の後、農地を見学させていただくことにしました。すでに稲刈りが終わった田んぼには、水が張ってありました。これが田んぼの土壌を豊かにする秘訣のようです。当然稲は苗から栽培されていますので、雑草に負けない強さがあるようです。相当美味しいお米なので、全国にファンがたくさんいるとのことでした。
次に畑を見せていただきました。大根や白菜、小松菜、ほうれん草、人参などが元気に育っていました。土を手にとって、匂いをかいでみましたが、とても良い状態であることが分りました。ひふみ農園とほぼ同じ匂いと色でした。大根も人参もとても大きいのには驚きました。かなり土壌が豊かである証拠です。圧巻だったのは、人参でした。9月に種蒔きしたとのことでしたが、直径4.5cm、長さ18cmくらいまで生長していました。大根などは栄養分が少なくても大きく生長しますが、人参や玉ねぎ、白菜などは、栄養分が豊富でないと、大きく生長しません。ひふみ農園の人参はやや小さいので、栄養分という点では少ないと感じました。人参の香りは、とてもまろやかないい香りでした。ひふみ農園の人参と似た香りですが、ひふみ農園の人参よりも穏やかな香りでした。ひふみ農園の人参は香りがとても強く、野生的な感じがします。原種のような感じです。どちらがいいかは、好みによるかと思います。たぶん肥料の違いではないかと推測していました。
その後、堆肥を見せていただき、その理由が分りました。30坪くらいの場所に10メートルくらいの高さまで堆肥が積んでありました。米ぬかともみがら、野菜くずなどを醗酵させて作っているとのことでした。一般的にはもみがらは醗酵しにくいので、堆肥にはできないのですが、7年寝かせたものは、見事に土のようになっていました。これはすごいです。毎日ブルドーザーで攪拌しているとのことでしたが、相当な手間がかかっています。この完全植物性の堆肥で米や野菜を育てているのですから、美味しくなるわけです。人参や白菜が見事に大きくなるのです。完全に熟成された堆肥の力を見せられました。ここまでの堆肥は見たことがありません。ひふみ農園にはブルドーザーなどの重機がありませんので、この堆肥を大量に作ることはできません。小量ならできますが、ある程度撒かないと効果がありませんので、大量に作る必要があります。ひふみ農園では植物を醗酵させて、そのエキスを抽出し、それをπ化して作っています。出来上がった液体肥料を3000倍の水で希釈して、種蒔きから収穫までの間に、約7回撒いています。こちらの野菜よりも一回り小さいので、栄養分では少ないように思いました。今後の課題を発見でき、大変勉強になりました。
全国には熱意のある誠実な農家の方がたくさんおられることを再度確認できました。今回は教えていただくばかりになりましたが、次回はひふみ農園に来ていただければと思います。
*今月、来月とイベントが続きますね。11月15日はひふみ農園赤城で収穫祭を開催しました。29日には関東・中部合同日月神示輪読会&神社巡りがあります。今回は靖国神社に参拝します。12月4、5日はひふみ農園忘年会、19日は中矢塾、20日π研究会、26日π総研株主さん+東京三多摩日月神示輪読会&忘年会です。合間に合気道部の忘年会も入ってますので、飲んでばかりですね(笑) 年の瀬は慌しいですが、やれることをやっておければと思います。