<酒造Pressより転載>
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長崎大学は2月8日夜、国際誌に掲載された論文でサプリメントとしても市販されている「5-アミノレブリン酸」が、新型コロナウイルスの増殖を100%阻害するとの研究結果を発表しました。
タイトルは「5-アミノレブリン酸が新型コロナウイルス感染を阻害」。
※掲載情報は下記になります。
国際誌:Biochemical and Biophysical Research Communications
論文:『5-amino levulinic acid inhibits SARS-CoV-2 infectionin vitro』はコチラ
長崎大学の北潔教授のチームが試験管内で一定量以上の「5-アミノレブリン酸」を投与すると、ウイルスの増殖が抑制されることを確認しました。
「おそらく効くだろうとは思ってましたけど、ある一定の濃度以上だと本当に100%、増殖を阻害する」(長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 北潔教授)
通称「5-ALA」と呼ばれている天然のアミノ酸です。
日本酒や納豆などの発酵食品に多く含まれています。ヒトや動物、それに植物など、あらゆる生命体の細胞の中で作り出されるもので、「生命の根源物質」とも呼ばれています。
「5-ALA」は、レバーなどに多く含まれるヘムや緑黄色野菜に含まれるクロロフィルが生成する前の段階の物質であるため、多くの食品に含まれていますが、特に発酵食品に多く含まれています。
磨き上げた酒米と鉄分の少ない水で醸された日本酒では、糖分をアルコールに変える働きを持つ酵母の育成のためにヘムが不足し、代償効果として「5-ALA」が 過剰生産されるため、含量が高いと推定されています。(参考:生物工学 第95巻 第9号『臨床試験に基づいた5-アミノレブリン酸 リン酸塩含有機能性表示食品の開発』(2017))
今月4日からは人への臨床試験も始まっており、新型コロナ患者への治療や予防にも活用されることが期待されています。
※ 食品名とALA量の表は、第2回ALAサイエンスフォーラム活動レポートを参照しています。
日本酒は、美容と健康によいとされていますが、新型コロナウイルスにも耐性を見せる可能性が出てきました。酒蔵、飲食、観光業界が苦境に立たされているコロナ禍ですが、”日本酒のチカラ”で乗り越えましょう!!
<転載終わり>
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長崎大学は、「5-アミノレブリン酸」が、新型コロナウイルスの増殖を100%阻害すると発表しました。
「5-アミノレブリン酸」とは、天然のアミノ酸で、日本酒や納豆などの発酵食品に多く含まれています。
人間や動物、植物などの細胞の中で作り出されるもので、「生命の根源物質」とも呼ばれているそうです。
コロナの増殖を100%阻止する「5-アミノレブリン酸」は、日本酒やワインなどの発酵させて作ったものに最も多く含まれています。
納豆、醤油、ソース、酢も多いですね。ソースも発酵させて作られているので、良いようです。
野菜では、ピーマン、ほうれん草、トマト、ジャガイモ、大豆、しいたけに多いです。
また、イカやタコにも多く含まれています。
うちでは海鮮お好み焼きをよく作りますが、「5-アミノレブリン酸」が豊富に含まれている料理だといえますね。
具にはイカやキャベツが入ってますし、ソースをかけて食べます。ワインや日本酒を一緒に飲んでいますので、「5-アミノレブリン酸」だらけです。
特にコロナは心配していませんが、この「5-アミノレブリン酸」は、「生命の根源物質」と言われ、健康の元なので、面白い記事だと思いました。
日本では納豆や味噌、醤油、酢などの発酵食品が多く食されているので、コロナに強いのかもしれません。
日本の伝統文化である発酵食品は、健康の源だと改めて感じました。
先人たちの叡智に感謝したいと思います。